初心者の方にとって半クラッチはとても難しい操作ですね!教習所では練習時間が限られているので、なかなかマスターできずに卒検に臨む方も多いと思います。また、教習所を卒業できたとしても苦手意識を持ったまま公道に出ている方も多いのではないでしょうか。

半クラッチに限らず、バイクは正しい知識と理論を理解した上で正しい練習をすることが上達への近道です!

今回は、半クラッチが上手くできない主な原因とそれに対策、そして半クラを上手く使えるようになる5つのコツを伝授致します!

バイクの半クラッチがうまくできない原因はこれ!

①エンストしてしまう

アクセルの開度不足

状況に合ったアクセル操作、エンジン音をよく聴きましょう!

クラッチ操作が荒い

一気に切らない繋げないこと。優しい半クラが大切です!

②ギクシャクする

アクセル操作が荒い

優しいアクセルを心掛けましょう。

クラッチ操作が荒い

一気に切らない繋げないこと。優しい半クラが必要です!

身体に力が入り過ぎ

深呼吸と目線、正しい乗車姿勢でリラックスしましょう。

③発進時にふらつく

アクセルの開度不足

状況に合ったアクセル操作、坂道発進では平地よりアクセルを開けて、優しい半クラ操作をしましょう!

リヤブレーキを使っていない

リヤブレーキを上手く使うと安定します!

④低速走行に苦手意識を持っている

立ちゴケしてしまった

立ちゴケは誰もが通る道です。まずはバイクに慣れるよう半クラの練習をたくさんしましょう。

怖いが先行してしまう

正しい知識と練習が大切です。ヘルメット、グローブ、ブーツ、プロテクター(胸部・肘・膝・)を装着することで安心感が増します。

練習不足で自信がない

思い切り練習出来る場所がないので大変ですよね。わからないこと、不安なことは何でも僕に聞いてください。またRANでは定期的に広い練習コースを借りてレッスンを開催していますので、一緒に楽しく練習しましょう。

操作方法がわからない

分からないことは何でもこのサイトで聞いてください。迅速丁寧にお答え致します。機会があれば是非、一緒に楽しく練習しましょう。

バイクの半クラッチをマスターする5つのコツ

①アクセルは優しく

バイクが不用意に動かないようにするためにリヤブレーキ(後輪ブレーキ)軽く踏んでおきます。

エンジンをかけてギヤをロー(1速)に入れてください。

アクセルを煽らない(開けたり閉じたり雑な操作をしない)ことが大切です。なるべく一定のエンジン回転数を保てるようにしましょう。

発進時は止まっているバイクとあなたの体重を動かすのでパワーが必要です。坂道発進ならば更にパワーが必要です。排気量によって一概には言えませんがませんが、タコメーター(回転計)で確認して平地でも3000回転、坂道発進では4000〜5000回転が目安です。

エンジン回転数が低すぎてもエンストの原因となりますので注意が必要です。自分のバイクでエンストしてしまうギリギリの回転数を知っておくとことでエンスト防止になり、安心感も増します。

②クラッチも優しく

クラッチレバーを完全に握った状態(クラッチが切れている状態)から徐々に握る力を緩めていくとエンジン音が低く小さくなります。クラッチが繋がりだしました。このときリヤサスペンションがほんの少しですが沈み込むのが体感できると思います。

リヤブレーキを緩めると走り出します。この状態を保てるようにクラッチレバーを握っている左手を意識してください。

ここで一気にレバーを離さないことが大切!エンストしてしまいます。この状態を保つことができれば半クラ大成功です。

クラッチを繋げることを「クラッチミート」と言いますが、上手くなるとアクセルを使わずアイドリング状態でも発進が可能です。イメージ的には「パッ」と離したり握ったりせず「ジワーッ」と操作してみてください。

レバーの位置を調整出来るダイヤルが付いているバイクは自分の手の大きさや握力に合わせて調整してくださいね。

③リヤ・ブレーキを上手く使う

速度の調整はリヤブレーキだけで行います。右足は常にブレーキペダルを軽く踏んでいる状態を保ちます。これが非常に重要なんです。リヤブレーキを常に軽く引き摺った状態で走るとバイクは安定するのです。

低速走行中、ハンドルが切れていて、バイクがバンク(寝かせている状態)しているときにフロントブレーキ(前輪ブレーキ)をかけてしまうと、バイクは「パタリ」と簡単に転倒してしまいます。

④乗車姿勢

正しい乗車姿勢7つのポイント(頭・肩・肘・手・腰・膝・足首)をとることで、上体の力を抜くこと出来、ハンドル操作がやり易くなります。

膝が開いているとタンクをニーグリップすることが出来ず、バイクが安定しません。また、つま先が外側に向いているとリヤブレーキを常に引き摺った状態が出来ずに安定しません。

⑤目線

行きたい方向を「見る」ことがバイクを安定させるために非常に重要です。視線だけでなく行きたい方向に顔を向けることが低速走行を安定させるコツです。

上体の力を抜き、行きたい方向に顔を向けると自然とハンドルが切れて行きたい方向にバイクは曲がってくれますよ。

公道で使える半クラッチのコツと注意点

①危険が予想される場所を通るとき

狭い道を通るときや、飛び出し・駐輪場の出入りなど危険が予想される場所を走るとき、半クラを使っての低速走行はとても有効です。もしもの時はリヤブレーキを踏み込める状態なので危険にも素早く対応出来るはずです。

また、バイクをバンク(傾いた状態)で低速旋回中にフロント(前輪)ブレーキをかけると一瞬でパタリと転んでしまうので、フロントブレーキは使わないでください。

教習所の敷地内と違って公道では他車やバイク、自転車、歩行者がいっぱい通行していることを常に意識して走行することが事故を起こさないための基本です。ミラーに頼らず後方確認と目視をするクセをつけましょう。

②渋滞にハマったとき

渋滞にハマった時にこそ、半クラッチの腕の見せどころであり、半クラ練習の絶好の機会だと思ってください。半クラでずっと走っていると自然と握力も付いてきて半クラが上手くなります(これ本当!)

車と違ってバイクはタイヤが2つしかありませんので、極低速走行は出来ません。前車に続いてすぐに発進するのではなく、ある程度の車間距離が出来てから発進するようにすれば疲労の軽減になりますので、やってみてください。

また、渋滞時の『すり抜け」は車の陰からの歩行者の飛び出し、突然のドア開放、右左折車との衝突など危険がいっぱい、絶対にやめましょう!

二輪検定に合格できる!課題別の半クラッチのコツ

一本橋

アクセル開度と半クラはなるべく一定の状態を保ち、リアブレーキを少し効かせた状態をキープすると安定してふらつきません。

タイム計測は一本橋の入口にあるセンサーに前輪が乗ってから出口のセンサーに前輪が乗るまでです。一本橋にはスッと乗ってから半クラとリアブレーキでタイムを稼ぎ、最後は無理せずサッサと降りましょう。

S字

アクセルは徐々に開けていきましょう。速度が出過ぎたときなど半クラは必要に応じて使います。

アクセル、半クラ、リヤブレーキは全ての課題で共通していますが、一本橋や波状路よりもスピードが上がるのでアクセルを上手くコントロールしてください。

クランク

直角の狭いコースを曲がるので繊細なアクセルワークと半クラッチ操作が必要です。クラッチレバーを握りすぎると動力を失いバランスを崩してしまいます。【パイロン接触は検定中止】

道幅も狭く、パイロンがたくさん左右に置かれているので接触しないよう焦らずに、慎重な半クラで車体をあまりバンクさせないように注意して、慎重に進みましょう。

スラローム

必要に応じて半クラを使います。クラッチを完全に切ってしまうとバランスを崩したり、失速して転倒したり、パイロンに接触して検定中止になってしまいますので注意しましょう。

スラロームの目的も同じですが、慣れてくれば半クラは使わなくても出来ます。初心者の方は半クラを使った方がギクシャクしないで済みますので、半クラでの低速走行をしっかりと練習しましょう。

アクセル、半クラ、リヤブレーキ操作は一緒ですが、アクセルは一本橋などよりもスピードが上がるので上手くコントロールしましょう。

坂道発進

平地に比べ坂道での発進はエンジンパワーを必要としますが、クラッチレバーの操作が雑だと発進がギクシャクしたり、エンストの原因となりますので繊細な半クラ操作が必要な課題です。回転数は4000〜5000回転まで上げてから少しずつクラッチを繋いでいきます。

波状路

この課題も段差を乗り越えるためエンジンパワーが必要です。完全にクラッチを切ってしまうとバランスを崩してしまうので注意してください。肘と膝でショックを吸収する必要があるのでスタンディング(シートからおしりを離して両足でステップに立つこと)時に「へっぴり腰」にならないよう少しだけ膝を曲げた姿勢で衝撃を上手く吸収するようにしてください。

アクセル、半クラ操作は同じですが、障害物を乗り越えるので、リヤブレーキはバランスを崩して波状路から逸脱しそうになったとき以外は使わない方が良いでしょう。前輪ブレーキは使いません。

波状路は半クラを使わなくても出来ますが、白バイ隊員がやっているコツとしては後輪が波状路に当たるとき(ショックを感じたとき)半クラでアクセル・オンそれ以外はアクセルをオフにして、ゆっくり進みます。【脱輪は検定中止】

半クラッチはバイクの基本!コツをつかめば心配無用!

半クラッチを上手く使うコツ、キーワードはズバリ「優しく」です!アクセルを煽りながら半クラを多用すればクラッチが滑ってしまい、最悪の場合、走行不能に陥ってしまいます。

  1. 優しいアクセル
  2. 優しい半クラッチ
  3. リヤブレーキを上手く使う
  4. 乗車姿勢7つのポイントでリラックス
  5. 目線・顔は行きたい方向に向ける

四輪車と違い、二輪車は人とバイクが文字通り「人車一体」となってバランスを取りながら道路状況に合わせて走ります。特にビッグバイクは半クラを使うことが多いので安全な場所でたくさん練習して自分のバイクと仲良くなってください。正しい知識、理論を理解したうえで正しい練習をすることが上達の近道です。

安全な場所でバイクの日常点検、準備体操をしてからヘルメット、グローブ、ブーツ、プロテクターを正しく装着して練習しましょう。

モトミックススクールでは、レッスンや体験会の中で半クラッチの練習などバイクの基礎練習ができるプログラムを用意しているので、楽しくバイクに乗れるように一緒に練習しましょう!

 

わからないことがあったらドンドン質問してください。お待ちしております。迅速丁寧に皆さんの疑問や不安にお答えします。

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