S字走行は幅2メートルのコースをバイクの挙動がギクシャクしないようにアクセル、リア・ブレーキを優しく使いながらスムーズに走らせること、安全なライン取り(バイクを走らせるコース)が出来るようになることが目的の教習及び検定です。またS字出口でバイクを真っ直ぐ立てて左右の安全確認がふらつかずに出来れば、交差点での安全な右左折も不安なく出来るようになります。

今回はS字走行のコツについて皆さんに分かりやすく伝授させていただきます!

できるようになる!
駆け出しライダーのための“バイク洗車ワークショップ”

自分のバイクの汚れが気になっていざ洗車をしようと思っても、

「そもそも水を使って洗車をしてもいいのか?」
「触ってはいけない場所はあるのか?」

バイクに乗り始めの頃はわからないことだらけです。かと言って、身近にバイクのことを教えてくれる先輩のような存在もいないという方も多いのではないでしょうか。

そんな、駆け出しのライダーが必ず通るお悩みを解決できないかと用意したワークショップが「はじめての洗車」です。

「はじめての洗車」は、『最低限やった方が良い日常洗車』のやり方をお伝えして、覚えていただくというプログラムです。私たちが一緒に手を動かしながらご自身でご自身のバイクを洗車していただくので、その日のうちにやり方を覚えることができます!

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1. S字コースとは

①目的

カーブに応じた速度、目線・顔の向き、乗車姿勢(ニーグリップ)、ハンドル操作と体重移動、バンク角(傾き)ライン取り(走るコース)などをコーナリングの基本を体得するための練習。安定した右左折をするための基本でもあります。

②幅・半径・パイロン・縁石

道幅2メートル 半径5.5メートルのコースをS字型に繋いだコースで出来ています。

コース両側にパイロン(セーフティーコーン)が置かれていおり、縁石があります。パイロン衝突すると検定中止、パイロンに接触、縁石乗り上げは減点となります。なお、それらにより転倒したり通過不能になると検定中止となります。

エンスト4回で通過不能とみなされるようです。

③タイム

通過タイムの基準はありませんので慎重に安全第一で通過するようにしてください。

バイク教習でS字がうまく曲がれない理由

①適切なギヤが選択されていない

ギヤはロー(1速)またはセカンド(2速)です。

後ほど詳しく解説します。

②アクセル操作が雑

優しいアクセル操作を心掛けましょう。

右手はアクセル操作に集中させてください。

③目線・顔が下を向いてしまっている

目線・顔は先、行きたい方向に早目に向けることで車体が安定します。下を向いていると怖さばかりが先に立ちバランスを崩します。

④上半身に力が入りガチガチになっている

上半身に力が入っていると思い通りにバイクをコントロール出来ません。リラックスして!

⑤ニー・グリップが出来ていない

バイクを安定させて曲がるためにニーグリップと外足荷重が大切です。

⑥リア・ブレーキが上手く使えていない

リヤ、ブレーキを引き摺りながら速度調整するとバイクがとても安定します。

⑦必要に応じた半クラが使えない

速度が出過ぎたときはリヤ・ブレーキで速度調整しますが、ブレーキを効かせすぎたり、アクセルの開けが足りないとエンストしてしまいます。このようなとき必要に応じて半クラを使えるとスムーズに走ることが出来ます。

⑧ライン取り(コース)が間違っている

コース内側に近付き過ぎると縁石やパイロンに接触したり、乗り上げ転倒してしまいます。

特に教習車は、転倒時などの怪我防止のため、バンパーが前後左右に張り出しているので、ライン取りが悪いとパイロンに接触しやすいので気を付けましょう。

S字カーブをクリアする9つのコツ

今回のS字のコツはちょっと多いです!何故かって?それは…やること・注意点が多いからですよ(笑)しっかり覚えて自信を付けましょう!

①走りやすいギヤの選択

教習所ではセカンド(2速)を推奨することが多いようです。これはロー(1速)だとギクシャクしやすいからという理由のようです。

セカンドでトコトコ走ればギクシャクせずエンストもしにくいからということですね。

慣れてくればローの方が走りやすいという方もいると思います。必要に応じて半クラが上手く使える人はローでも構いません。というか僕の場合S字やクランクはローギアじゃないとエンストしそうで不安です。必要に応じて半クラも使います。

②入口の入り方が肝心

他の課題も全てそうなのですが、最初の入り方・ラインがとても重要です!

右左折ともに安全確認・目視をしてからS字に入る30m手前(進路変更は3秒前)で方向指示器を出します。左折の場合、道路左側端から1m以内、右折進入の場合、中央線から車体がはみ出さない程度まで寄り、それぞれ再度、安全確認・目視をしてS字コースに入ります。

パイロン、縁石に接触しないよう注意しながらコースに進入します。

③目線・顔の向き

速く走る必要はありませんが、目線と顔を「先」に、つまり行きたい方向を早く見ることはとても大切なことです。縁石やパイロンばかり気にして下や近くばかり見ていると、フラつきの原因になるだけでなく、正しいライン取りが出来ません。先を見ましょう!

④ライン取り

あまり内側に寄せ過ぎると、ほんの少しバイクを内側に傾けただけでパイロンに接触してしまいます。ハンドルを切る際はコースの真ん中より、やや外側を通るようにするとスムーズに曲がることが出来ます。

⑤スピード

ゆっくりで構いませんが、失速するとエンストやバランスを崩してしまいます。半クラを使わなくてもギクシャクしない速度で走るようにしましょう。

⑥バンク角

あまりバイクを傾ける必要はありませんが、スピードの出過ぎなどで曲がりきれなくなったときは、身体は外側(リーン・アウト)、バイクを内側に傾けると小回りが効きます。そのような時も上半身の力は抜いて視線・顔、身体は行きたい方向に向けます。

⑦リヤ・ブレーキ

速度の調整はアクセルとリヤ・ブレーキで行います。フロント・ブレーキはバランスを崩すので使いません。

⑧半クラ

基本的に半クラッチは必要ありませんが、速度の出過ぎ、ラインの修正などで減速するときにエンスト防止のため半クラを使うこともあります。そのときクラッチを完全に切って(クラッチ・レバーを完全に握る)しまうと駆動力がなくなり転倒してしまうので、優しい半クラ操作を心掛けてください。

⑨S字出口も大切

S字のカーブ2箇所を抜けたら減速してバイクを正立させます。手前で方向指示器を曲がる方向に早めに出しますが、そのときバランスを崩さないよう、また余裕を持って慌てずに操作しましょう。

左右の安全確認・目視を必ずしてください。

優先道路に車両が走行しており、こちらに進行しているときは右足でリヤ・ブレーキ、左足着地で一時停止してやり過ごしてから発進しましょう。車両がいなければ、徐行でそのまま右左折します。

S字の検定中止・減点ポイント

  1. パイロンへの強い接触(衝突)検定中止
  2. 転倒は検定中止(縁石乗り上げに注意!)
  3. 通過不能は検定中止(概ね2m以内でエンスト4回で通過不能を取られ中止になります)
  4. 左折でS字に進入時に左側への寄せが1m以上あると減点されることがあります。
  5. パイロン接触(小)は減点
  6. 縁石への乗り上げ・接触は減点
  7. ふらつき大は減点
  8. S字出口での左右の安全確認不履行は減点
  9. 優先車妨害は減点、事故・転倒等すれば中止

まとめ

S字走行は法規走行をしながらの課題走行なので、コースに入る手前でのライン取り、安全確認・目視、方向指示器の出し忘れや出すタイミング不適、途中・出口での安全確認・目視を忘れると、その度に減点されてしまうため注意点やコツは多岐にわたります。

慌てずにひとつひとつの操作・行動を落ち着いて行うことが大切です『コメンタリー・ドライビング』と言って『自分の行動・やるべきこと』を実際に声を出しながら操作するとミスがなくなり落ち着いて行動することが出来るのでやってみてください。

【白バイ秘話】MOTO COP YUTAのS字走行失敗談

これはバイク免許検定とは全く関係ない、参考にならないお話し、僕の失敗談です。

一般ライダー対象の二輪車安全運転競技大会でスラローム走行(コース走行、コンビネーション・スラローム)の模範走行のとき、僕の走ったタイムが基準タイムになるため、張り切ってスタートを切りました。「いい感じで乗れてるぜフフフ」と調子こいたままS字に進入、あまり減速すると遅くなるため、白バイを左にバンクさせてコーナーに突っ込むと「カキーンッ」という音とショックがありました…💧(汗)

そうです、縁石に寄り過ぎてバンクさせたために、ステップが縁石にぶつかり取れてしまったのです。白バイ隊員は運転免許試験場や教習所などの細かいコースでのスラロームはスタートからゴールまでギヤは全てローで走るので、そのまま何事もなかったようにゴールしました。

観客や選手の皆さんが歓声を上げ、調子乗って手を振ったりした後、何事もなかったように退散しようとすると、コースに散らばって見ていた選手が、S字に寂しく取り残された白バイのステップを拾ってきてくれました。それを見ていた人達は大爆笑…ステップないのによく普通に走れましたねーと励ましの言葉をいただきましたが、自分の顔から火が出ているのが自覚出来ました…。 恥ずかしい僕の思ひ出…。

できるようになる!
駆け出しライダーのための“バイク洗車ワークショップ”

自分のバイクの汚れが気になっていざ洗車をしようと思っても、

「そもそも水を使って洗車をしてもいいのか?」
「触ってはいけない場所はあるのか?」

バイクに乗り始めの頃はわからないことだらけです。かと言って、身近にバイクのことを教えてくれる先輩のような存在もいないという方も多いのではないでしょうか。

そんな、駆け出しのライダーが必ず通るお悩みを解決できないかと用意したワークショップが「はじめての洗車」です。

「はじめての洗車」は、『最低限やった方が良い日常洗車』のやり方をお伝えして、覚えていただくというプログラムです。私たちが一緒に手を動かしながらご自身でご自身のバイクを洗車していただくので、その日のうちにやり方を覚えることができます!

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